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ROUND3.CUESOUL vs TRiNiDAD 試合レポート

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今週も4メーカーの代表選手による熱いゲームが繰り広げられたFIDOプレミアムリーグ。
昨夜の試合をさっそく振り返っていこう。

ROUND3 CUESOUL vs TRiNiDAD。
CUESOULはまだ馴染みがない人が多いかもしれないがスティールダーツ団体JDOのメインスポンサーになるなど数年前から日本ダーツ界に進出、今回のプレミアムリーグを機にさらに知名度をあげていくであろう中国に拠点を持つ注目の新興メーカーだ。対するは国内トップメーカーであり所属する選手もソフト・スティール問わず強豪ぞろいのTRiNiDAD。対戦カードを見てみよう。

第1試合 柴田圭介 vs 吉野洋幸
CUESOULはこの1年で選手補強をしており所属選手が増えているがプレミアムリーグ初戦ではスティールトーナメント経験が豊富な選手を揃えてきた印象。TRiNiDADはソフト・スティールともに経験と実績文句なしのメンバーで迎え撃つ形となった。
初戦の柴田と吉野は年齢もほぼ同じで過去にはULTIMAというメーカーで短期間ながら同じメーカーに所属していたこともあったふたり。所属プロ団体が違うこともありこれまでの対戦はなくスティール・ソフトを通して今回は初対戦となった。試合は吉野の先攻でスタート。開始早々に安定した吉野のダーツに対し、縦ラインがまったく合わない柴田。
緊張というよりも気持ちが入りすぎて気負っている感じがしないでもなかった。そんな柴田をよそに吉野はリズムよく点数を重ねダブルも難なく決めレグを取っていく。途中復活すると思われた柴田だったが内容は悪くなる一方で柴田の良さがまったく見らず。結局後半も吉野が安定したダーツを続け結果プレミアムリーグ初の5-0というスコアでストレート勝ち。柴田の絶不調に引っ張られることなく自分のダーツをし続けた吉野の独り相撲というファーストゲームであった。

【第1試合結果】
柴田 圭介(CUESOUL)【52.71】 0 vs 5 吉野 洋幸(TRiNiDAD)【76.68】

第2試合 石井庸介 vs 西哲平
続く第2ゲームは第3回FIDOカップ優勝者の石井とソフトはもちろんスティールでの評価が高い西の対戦。石井はこれまでのFIDOオンライン試合では優勝をはじめ上位まで残る戦績を残しておりオンラインにいち早く慣れた感がある、一方の西はオンライントーナメントでの好成績はまだ残せておらず本来の力が出し切れていないだけに今後の活躍に期待がかかる。試合は西の先攻でスタートするもすぐに石井がブレイク、キープして2−0と連取して試合の主導権を握る。そのまま勢いに乗りたい石井だが西の調子が少しずつ上がりはじめ高得点がではじめる。20から19へのスイッチングもよくなってきた西はすぐに2レグ連取してスコアを2−2のイーブンに戻す。中盤は西の高い点取りに対し、回ってきたワンチャンスを確実に落としていく石井の攻防戦。4−2と西を追い詰めた石井だったが西も踏ん張りを見せる。そこまで上がりのダブルがいまひとつだった西の打ちまわしが決まり始め試合は4−4フルレッグへ。最終レグは西が持ち前のシュート力で圧倒、焦る石井は点数が取れずテンパイが出せないまま西がD12を決めて逆転勝利した。石井は中盤で持ち前の我慢強さを発揮して西を追い込んでいただけに4−2からの逆転は悔しさが残るところだがやはりオンライン対戦の強さを見せていたので次戦の戦いに期待しよう。

【第2試合結果】
石井 庸介(CUESOUL)【75.07】4 vs 5 西 哲平(TRiNiDAD)【76.68】

第3試合 津村友弥 vs 山田勇樹
第3ゲームはG’sDartsからCUESOULに電撃移籍したばかりの津村友弥。すでにこの試合でのチームの負けは決まっているが移籍初戦ということもありここは1つでも返してやろうと気合いが入るところだ。対するTRiNiDADの三番手はエース山田、移籍したばかりの津村に対し山田は10年以上にわたってTRiNiDADを背負ってきた自負もありここは負けられない試合。
どんな試合になるのかファンの注目が集まるなか津村の先攻で試合はスタート。画面から伝わってくるほど気合いの入った津村に対し力が抜けて落ち着いたようすの山田。これまでもプロツアーで戦ってきたふたりだが、このFIDOプレミアムリーグではメーカーを背負って投げるというプレッシャーと責任感がいつも以上に試合に緊張感をもたらしていた。
1レグ目、2レグ目と津村が連取。どちらもダブルを決めた瞬間に声を出してガッツポーズを決めた津村。勝負に賭ける気持ちの強さが画面からも伝わってきた。勢いの乗る津村に対し焦らず冷静に自分のダーツをし続ける山田。すぐに2つ返して2-2とスコアを戻すあたりがさすが百戦錬磨のエースだ。追いつかれた津村に焦りはなかったがその後も変わらず安定したダーツをする山田に対し、勝ちたい、入れたいという気持ちが強く津村のリズムは少し早くなっていた。レグを重ねるごとに徐々に調子をあげる山田、メーカー移籍後だけに期待に応えたい津村だったが徐々にスコア差が開いていき結局0-2から5レグ連取を決めた山田が勝利。
スティールの経験と知識が豊富な両選手の試合だっただけにアレンジや打ちまわしに見所が多い試合であった。

【第3試合結果】
津村 友弥(CUESOUL)【64.71】2 vs 5 山田 勇樹(TRiNiDAD)【69.40】

TRiNiDADは全勝という好スタートを切り1試合終えただけではあるがリーグポイントトップに躍り出た。CUESOULも初戦ではポイント獲得はならなかったがたくさんの選手が控えているので今後の戦いを楽しみにしたい。

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