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ROUND4.COSMO DARTSvsTIGA 試合レポート

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ROUND4 COSMO DARTSvsTIGA
プレミアムリーグ8メーカー最後の登場となったのは国内外問わず強豪選手を多く抱えるCOSMODARTSと個性のある顔ぶれが揃うTIGA。ソフト・スティールどちらも高い実績を持つメンバー揃いのCOSMO DARTSに対し、TIGAメンバーがどこまで迫れるのか楽しみな一戦。

第1試合目 坐間達哉 vs 幕内邦昌
先鋒戦は坐間と幕内。神奈川のスティールリーグで同じチームに所属するふたりはプロとしても同じPerfectに所属。お互いの強さをよく知る仲だ。幕内は先日TIGAへの移籍したばかりで今回プレミアムリーグが移籍後初の試合となる。前試合のCUESOUL津村と同様に新しいメーカーの期待に応えたいと気持ちをどこまでコントロールできるか、対して坐間はその気合いに押されずに自分のダーツに集中できるのかが試合の焦点だった。幕内の先攻でゲームがスタート。ゲーム序盤から表情が固い幕内だったが第1レグは残り80点のワンチャンスを落として先攻キープ。ダブルを決めた直後のガッツポーズからも気合の入りようが見て取れたが幕内だったがレグが取れたがこれが最後だった。坐間はレグを重ねるごとに調子を上げ幕内を引き離し幕内は点取りについていけず流れを掴めない展開に。結局終始安定したグルーピングを見せた坐間が0-1から5レグ連取して完勝。1番手としてチームCOSMO DARTSに勢いをつけた。

【第1試合結果】
坐間達哉(COSMO DARTS)【85.79】5 vs 1 幕内邦昌(TIGA)【75.60】

第2試合目 野毛駿平 vs 畦元隆成
2試合目も注目の対決になった。ユースの頃から活躍し若手というよりもはやベテランといっても過言でない実績と強さをもつCOSMO DARTSのエース野毛。先日開催されたFIDOオンラインカップツアー開幕戦でも見事優勝しその強さを再確認したばかりだ。その野毛に挑むのはプロ4年目の25歳でTIGA期待のルーキー畦元(あぜもと)まだこれからの選手だがダーツ歴16年と小さな頃から養われたその技術には大きな期待が寄せられている。FIDOオンラインにも早い段階から積極的に取り組んでおり第3回ではベスト8入りしている。今回の対戦は勢いのある畦元に対して野毛がどのようなダーツで受けて立つのかファンも注目のゲームだった。畦元の先攻でゲームオン。ゆったりとしたノーセットアップから素直なリリースでダーツを飛ばす畦元。その力強く飛ぶダーツからは負けたくないという強い気持ちも垣間見れる。一方の野毛はその畦元を真っ向から受けて立つという感じのスタート。持ち前の安定したスローで点数をとっていく姿は画面からもオーラを感じた。野毛が高得点で圧倒するも負けじと返す畦元。第1レグは畦元が100点残りを2本で決めてガッツポーズ。勢いがついた畦元だったが続くレグを野毛がキープし1−1。そこからは削りはほぼ互角の打ち合いが続きお互い先攻キープを重ねスコアは3−3。畦元の健闘で試合内容の濃い好ゲームに。しかし第7レグに均衡がやぶれ畦元の先攻を野毛がブレイクバックし4−3。王手をかけ先攻スタートした野毛だが今度は畦元が気合いのブレイクバックを決めて試合はフルレッグに持ち込まれた。最終レグの先攻は畦元。緊張して固くなってもおかしくない場面でも畦元は落ち着いた表情でリズムよく投げTONを重ねる。耐えながら追随する野毛。お互い最後のダブルを出すまでに苦労しつつも最後は野毛が16点残りを8シングルー4ダブルで決めてなんとか勝利をもぎ取った。惜しくも敗れた畦元だったが最後まで野毛を苦しめたダーツで多くのファンに好印象を残したことだろう。

【第2試合結果】
野毛駿平(COSMO DARTS)【81.43】5 vs 4 畦元隆成(TIGA)【77.30】

第3試合目 馬場善久 vs 大崎裕一
さて最後のゲームは馬場と大崎。ソフトダーツではお互いJAPANプロとして活躍しているふたり。馬場はここ1年でスティールダーツにも力を入れて練習してきておりFIDOオンラインカップツアーにも参戦しスキルを確実にあげている。一方の大崎は計算が苦手ということでこれまでスティールダーツはほぼプレイすることはなかった。今回計算はマシンがすべてやってくれるFIDOオンラインということで持ち前のシュート力でどこまで戦えるのかに期待が集まった。試合は馬場の先攻でスタート。しっかりと鋭く腕を振り早い矢速で的を捉える馬場に対し、テンポのよく柔らかいスローで的を捉える大崎。対照的なダーツをするふたりの対戦が新鮮に感じる。序盤でリードしたい馬場はかなり緊張している様子でなかなか調子があがらない。一方の大崎は入ろうが入るまいがお構いなしでダーツを投げ込み馬場を翻弄。大崎のとにかく点数を減らすというスタイルはアレンジがわからないという多くの人に勇気を与えてくれる戦い方だ。アレンジを知らなくてもここまで戦えるということを教えてくれる。もちろん大崎のずば抜けたシュート力があってこそではあるが、アレンジに囚われてリズムが悪くなる人たちはぜひこれも一つの戦術として参考にしてもらいたい。スティール経験がなく不利と思われた大崎だったがFIDOならではの計算機能をいかし2−2と互角の戦いを見せる。中盤に入っても大崎の軽快なダーツは馬場を苦しめ続け主導権を握らせない。馬場がなんとか4−2と王手をかけるも淡々と点数をとり定評のあるシュート力でダブルを決める大崎。
スコア4−3で終盤第8レグへ。とにかく逃げ切りたい馬場は中盤で渾身の180を出し18ダブルをねじ込みなんとか大崎を振り切った。スコアは5−3だったが馬場にとってはとても長くきつい試合だったに違いない。
大崎のテンポの良さと割り切った削りはとても印象に残った。今後試合を重ねていくことでさらに対戦相手を苦しめる存在になっていきそうだ。

【第3試合結果】
馬場善久(COSMO DARTS)【77.41】5 vs 3 大崎裕一(TIGA)【71.82】

2021年3月3日 水曜日
来週の対戦カードは以下のとおり。
ROUND5≫ Harrows vs DYNASTY 19:00~
ROUND6≫ Unicorn vs CUESOUL 21:00~

オーダー発表
ROUND5≫ 月曜 12:00
ROUND6≫ 火曜 12:00
SNSで発表予定ですのでそちらもお楽しみに。

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