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ROUND45.Unicorn vs COSMO DARTS 対戦レポート

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優勝の行方を大きく左右するであろう大一番。
プレイオフ進出はほぼ間違いないがこの対戦は負けるわけにはいかない両チーム。
勝った方が暫定ランキング1位になる大事な一戦だ。

第1ゲーム 鈴木徹(Unicorn)【93.07】4-5 野毛駿平(COSMO_DARTS)【86.70】
プレミアムリーグ個人PPRで86.79点という高いアベレージを誇る鈴木と現在180数が11個でHarrows榎股と並んで1位の野毛。
個人成績も去ることながらチームへの貢献度も高い二人の対戦。どちらが突っ走るのか、それとももつれるのか。注目の一戦。
先攻の鈴木が開始直後から圧倒的な削りで野毛を圧倒する。ダブルでつまずくも点差を生かして先攻キープ。続くレグも削りでリードしていた野毛を180で追いつくと14ダーツで先攻ブレイクを決めて2連取。このまま鈴木が一気に走るのかと思われたが野毛が踏ん張って18ダーツブレイクからの18ダーツキープで2連取返し。スコア2-2とタイに持ち込み接戦ムード。点取りで圧倒する鈴木に対しダブルの精度で応える野毛。ハイレベルな打ち合いが続きここから両選手ともに先攻キープを続け試合はスコア4-4のフルレッグ。
最終レグの先攻は鈴木。互角の打ち合いだったが中盤で鈴木がプレミアムレコードとなる1試合で5個目の180を出し一気にリード。
次のラウンドでも135点を出した鈴木は42点残りとし161点残りの野毛にプレッシャーをかける。さすがに161点は上がれないだろうと思っていたが野毛自身は自分を信じていたようだ。T20-T17と決めて50点残りにするとちょっと間をとった野毛。気合を入れ直して放ったダーツは見事インナーブルへ。
161ハイオフ! 大逆転勝利の瞬間だった。 
吠える野毛。
こんなことが起こるんだろうか。鈴木も終始圧倒的な削りで5発の180を見せる大活躍だったが、55.56%と高いダブル決定率でチャンスをモノにした野毛。歴史に残る素晴らしい試合であった。
ブリリアントゲーム!!

第2ゲーム 浅田斉吾(Unicorn)【86.09】5-4 馬場善久(COSMO_DARTS)【82.83】
前半戦と同じ対戦カードとなった第2ゲーム。前回はフルレッグの末に馬場が勝利。
馬場は前週に全勝記録はついえたものの9ダーツトライを見せるなど相変わらずの強さを見せた。対する9ダーツ達成者の浅田。
馬場へのリベンジ達成はなるのか? 最後まで目が離せない試合になるだろう。
試合序盤は硬さが見られた両選手だったがレグを追うごとに自分らしさが出始め尻上がりに内容が良くなっていくゲーム展開で第4レグまではキープ合戦が続く。ゲームが動いたのは第5レグ。先攻の馬場が32点残りを3本使って上がれなかったところを浅田がついて16ダーツ。この試合最初のブレイクを決め3-2で浅田がリードする。しかし馬場も負けてはいない。続くレグで80点残りをしっかり3本で決め15ダーツでブレイクバック。馬場が決めたシングルーシングルーダブルという上がりは地味なようだがハイオフ並みのダメージを相手に与えるはずなのだが浅田には当てはまらないらしい。続くレグで浅田は96点残りをサクッと上がりブレイクバックバック。これで浅田が4-3で王手をかけ後がなくなった馬場だったがここまで数々のキツい場面を凌いできたメンタルはここでも炸裂。浅田32点残りで回ってきた馬場のワンチャンス80点残り。ここでも馬場はシングルーシングルートップダブルを決め首の皮一枚の状態から気合いでフルレッグに持ち込んだ。ダブルを決めた瞬間まさに「無」の状態になっていた馬場の表情が印象的だった。両者意地の張り合いを見せこの試合も第1ゲームに続きフルレッグの好勝負。最終レグは馬場の先攻。お互い点取りに苦しむも中盤で浅田がトンを連発し馬場にプレッシャーをかける。両選手90点残り。浅田が先にトライするが上がれず、続いて馬場が20-20でインナートライ。惜しくもアウターブルで浅田にチャンスがまわり12点残りを2本で決めて勝負あり。
大激戦を浅田が制し前半戦での雪辱を果たした。このゲームも素晴らしい内容のゲームであった。両選手に拍手をおくりたい。

第3ゲーム 佐藤かす美(Unicorn)【62.21】1-5 岩田夏海(COSMO_DARTS)【69.33】
最終ゲームは女性選手対決。この試合の勝敗は今後のランキングにも大きく影響することになる大事な一戦。
徐々に復調の兆しを見せている佐藤とここまで4勝1敗と高い勝率で強さを見せる岩田。やはりダブルの決定力が勝負の鍵か。
試合スコアも1-1となりこのゲームに勝敗の行方が託された。
岩田の先攻でゲームスタート。ノンセットアップからテンポよくダーツを放つ岩田。スロースターターな印象があるがこの試合は出だしから点取りがスムーズ。一方の佐藤もここ数試合で復調の兆しを見せており安定した縦ラインのキープが出来ていた。両選手ともにダブルをしっかり決める良い流れで先攻をキープしあってスコア1-1。接戦になるかと思われたが早々に抜け出したのは岩田だった。
この日は腕もよく振れており大きなリズムで安定した点取りを決めていた岩田。上がりで若干リズムが止まるがそれでも勝負どころでのダブルがよく決まっていた。佐藤も我慢強いダーツで良いダーツをしていたがチャンスでのダブルが決められなかったことで流れに乗り損ねてしまった。中盤に岩田が先攻ブレイクを決めると流れは完全に岩田ペース。佐藤も随所に良いダーツを見せたが逆転のチャンスを作るまでに至らず。終盤に安定した試合運びを見せた岩田が最後も綺麗にダブルを決めて5-1で快勝した。
なんと言っても勝因は38.46%という高いダブル決定率であろう。最終ゲームを岩田が勝って試合も2-1となりCOSMO DARTSが勝利。
これでランキング1位に返り咲きとなった。

3ゲームとも見応えのある素晴らしい内容だったので見逃した人はぜひアーカイブ放送(有料)でチェックしてほしい。ナイスゲーム!

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