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ROUND47.DYNASTY vs TARGET 対戦レポート

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リーグも終盤に差し掛かり残り3試合となって上位対決。
リーグ優勝を狙うためには是が非でも勝たなければいけない大事な試合。
両チームプレイオフを見据えてのオーダーで好ゲームに期待が高まる。

第1ゲーム E.S.ファウルクス(DYNASTY)【72.47】2 - 5 村松治樹(TARGET)【78.00】
先日のPDCクオリファイでは残念ながら代表を逃したものの非常に良いダーツを投げていたファウルクス。
一方これまで日本代表として世界と戦ってきた日本スティールの先駆け村松。お互いの意地がぶつかり合う世界レベルのダーツが見られるだろう。
村松の先攻で試合はスタートしたが開始早々から村松の点取りが伸びずファウルクスが18ダーツでいきなり先攻ブレイク。村松不調かと思われたが次のレグで104点をハイオフしすぐにブレイクバックするとそこから村松の点取りにエンジンがかかる。序盤の不調が嘘のように高得点を連発しファウルクスを圧倒する村松。
リードを許すまいとファウルクスも善戦するがダブルが決まらずチャンスを逃してしまう。一方の村松は点取りだけでなくダブルの決定率も非常によくブレイクとキープを続けて4-2と一気に王手。ファウルクスも諦めることなく1つレグを返すがやはり完全に流れに乗った村松の先攻をブレイクすることはできず結果5-2で村松が完勝。高いレベルのダーツでスティール第一人者の意地を見せた。ファウルクスはPDCクオリファイの疲れがあったのかいつもの勢いが感じられなかったがプレイオフも見据えて徐々に調子をあげてくることだろう。

第2ゲーム 山本信博(DYNASTY)【92.69】2-5 小野恵太(TARGET)【89.97】
これまで前半、後半とシーズンを通して良いダーツをしながらも成績は負け越している両選手。
安定した点取りで試合をコントロールする山本かダブルが決まれば爆発もある小野か。楽しみな一戦。
山本がミドルに勝って先攻スタート。序盤から点取りが好調の山本だったがあがりのダブルでつまづいたところを追いついた小野がダブルを一発で仕留め18ダーツでブレイク。
このまま勢いに乗りたい小野であったが山本の点取りが非常によく12ダーツでブレイクバックされてしまう。
ところが続くレグで小野が14ダーツを出してまたもブレイクバック。3レグ目まですべて先攻ブレイクゲームが続く波乱の展開。流れが変わったのは第4レグ。小野が77点残りを3本目をインナーブルに入れて見事なチェックアウトを決め先攻キープ。3-1とリードした小野はここから点取りでもハイスコアを連発。山本も高いスコアを出しつづけ追いすがるが小野がワンチャンスのダブルをことごとく決めてチャンスをモノにしていく。
結果、主導権を握った小野が流れにしっかり乗って山本の追随を許さず5-2で完勝。山本もファースト9が100越えでアベレージ92.69という素晴らしいダーツを見せたがそれを高いダブル決定率で封じ込めた小野。60%を超える決定率と89.97という高いアベレージは文句なしの試合内容だった。
素晴らしいダーツを魅せてくれた両選手に拍手。

第3ゲーム 大内麻由美(DYNASTY)【73.32】3-5 鈴木未来(TARGET)【79.78】
長年スティールの日本代表として数々の素晴らしい戦績を残してきた大内とアジア人初の女子世界チャンピオンとなり連覇も達成した世界女王鈴木。その実力は両者が認め合うところ。リーグ終盤の大事な試合ではもっとも対戦したくない相手かもしれない。一歩も引けない状況でどんなダーツを見せてくれるのだろう。
序盤は様子を伺いながら自分のペースで試合を進める両選手。アベレージ75点前後というなかなかの数字で先攻をキープしあって序盤はスコア2-2のイーブン。中盤に入るとさらに点取りが良くなる両選手。第5レグは鈴木が走るもダブルでミス。そこを大内が突いて16ダーツブレイク。勢いに乗る大内は180を出し点取りでリードするがそこでしっかり180を出し返し追いついていく鈴木もさすが。王手をかけたい大内に対し鈴木がダブルをしっかり決め17ダーツでブレイクバック。スコア3-3と両者一歩も譲らない面白い展開。試合終盤に入っても両選手のスコアリングは高い数字をキープするが高い点取りからダブルを出してそのままチェックアウトという勢いある上がりを連発した鈴木が最後の3レグを17ダーツ、18ダーツ、17ダーツという強さを発揮し見事5-3で大内を下した。
両選手素晴らしい打ち合いで魅せてくれたがアベレージを見ても鈴木79.78点、大内73.32点と男子以上ともいえる内容の試合であった。終盤では高い点取りと自信のあるD18でのチェックアウトという勝利の方程式が見事はまった鈴木。見事な勝利だった。

TARGETは全勝勝利で勝ち点4点を獲得、リーグ1位も視野に入ってきた。DYNASTYは痛恨のポイントなしだったがここまで積み重ねてきた貯金もありまだまだ1位を狙える位置をキープ。終盤に入って上位チームの戦いがさらにヒートアップしてきたFIDOプレミアムリーグ。
最後までどこが1位になるのかわからなくなりますます楽しくなってきた。

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