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Round18.Harrows vs TRiNiDAD 試合レポート

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ランキングでは下位で低迷しているがチームメンバーはみな個性的で頼もしいHarrows。
そして中盤戦に向けてトップ3入りを狙いたいTRiNiDAD。
どんな戦いになるのか今回も楽しみな組み合わせとなった。

第1ゲーム 榎股 慎吾(Harrows)【87.09】3 - 5 淋 翔太(TRiNiDAD)【85.05】
榎股はアベレージではここまで平均して80近く打っており内容は悪くないのだがなかなか勝ちにつながらず苦戦中。
一方の淋はFIDOプレミアムリーグ初登場。FIDOではどんなダーツを見せてくれるのか楽しみであった。
スタートから点取りは好調の両選手、ところがダブルが決まらず3レグ連続で先攻ブレイクが続く。プレミアムリーグでは点取りは良いがダブルが決まらなくて苦戦という試合が非常に多い印象だ。4レグ目にようやく先攻をキープした淋が主導権を握り大きくリード。後半ダブルの決定率があがってきた榎股だったが結局追いつくところまで行けず淋がスコア5-3で逃げ切った。榎股は削りが悪くなかっただけに勝負どころでのミスが残念であった。

第2ゲーム 菅沼 清治(Harrows)【68.69】1 - 5 西 哲平(TRiNiDAD)【83.94】
プレミアムリーグでは全戦出場とHarrowsのレギュラーメンバーに定着し顔馴染みになってきた菅沼。ここらで個人2勝目をあげたいところだ。対するは前回大逆転勝ちで勝利をおさめた西。持ち前の安定した削りで早めに主導権を握れるかが鍵になってくる。
試合序盤から西は削りで圧倒的な力の差を見せつけ菅沼につけいる隙を与えない。西のダブル決定率はそこまで高くなかったが大きく点差が開いた状態でダブルが打てることもあり比較的容易にレグを取り流れにのる西。この日の菅沼はいつもより腕が振れており調子も悪くない感じなのだが西の点取りにはついていけずアレンジでの工夫もないためなす術がない。2レグ目の234点残りを普通に20キープしてしまい174残しをしてしまうあたりは西に大きな余裕を与えてしまっていた。できれば20-19-SBULLとシングルだけでテンパイできる数字なだけにそういうところで序盤にプレッシャーをかけたいところだった。試合は西がFirst9アベレージ98.72という高い点取りで菅沼を圧倒し5-1で勝利した。

第3ゲーム 東田 臣(Harrows)【75.41】5 - 1 山田 勇樹(TRiNiDAD)【67.13】
ここまで出場した試合は2試合ながら堅実なダーツと安定感ある試合運びで存在感を見せるHarrows東田。
そしてプレミアムリーグでは点数は取れているもののダブルの決定力で苦戦しているTRiNiDADのエース山田。
ダブルを3本以内で決めて先攻をしっかりキープすることが勝利への条件となるだろう。
いつもに比べると点取りがおとなしめでスロースタートの両選手。ダブルもなかなか決まらずスッキリしないスタートだったが東田が持ち前のダブル決定率を徐々に発揮しはじめ試合の主導権を握る。心なしか山田はいつもよりインパクトで手が止まって見えることが多く、体も前に突っ込んでしまっていた印象。プレミアムリーグでなかなかダブルが決まらず苦戦している山田だがこの試合もやはりダブルがまったく決まらず東田に足を救われレグを失う展開。こうなると自然と流れも悪くなり試合はダブルをしっかり決める東田のワンサイドゲームに。4-0で東田がリーチをかけたところで山田が1つ返すがそれが精一杯。東田が5-1で勝利しTRiNiDADのストレート勝ちを阻止した。心配になるぐらいダブルがきまらない山田だったが25本打って1本しか決まらず決定率はわずか4%。どうかトラウマになりませんようにと祈りたい。ここから這い上がる山田に期待したい。

エース不調で苦戦気味のTRiNiDADだが2-1で勝利しランキングでも3位につけなんとかチームとして上位に食い込んでいる。
Harrowsは8チーム中7位と低迷しているもののこちらもエース榎股の調子が上がって来れば上位チームを苦しめる存在になることだろう。とにかくどの試合もダブルの決定率が勝敗を分けている。スティールダーツを使ったFIDOだから当然なのだがどの選手も削りが良いだけにもっとダブルの決定率が高くても良い筈。それでもダブルの決定率が上がらないのはただ単にダブルのシュート力の問題ではなくダブルを出すまでの流れ、打ち回しなども影響しているように感じる。
このプレミアムリーグを通して国内スティールのダブル決定率が高くなることに期待している。

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