News

FIDO ONLINE PREMIUM LEAGUE関連の各種情報を掲載

Round19.CUESOUL vs TIGA 試合レポート

News Image 1

FIDOプレミアムリーグでは認知度アップや活躍するチャンスとして所属選手を多く使っているCUESOUL。
今回もメンバー全員が初登場という思い切ったオーダーで挑んできた。
一方のTIGAは最近の快進撃でのポイント獲得で現在ランキング上位につけている。成長著しい畦元、中盤に向けて期待がかかる幕内、FIDO好調でポイントゲッターの大崎という布陣でCUESOULを迎え撃つ。

第1ゲーム 中井涼(CUESOUL)【81.27】5 - 2 畦元隆成(TIGA)【78.48】
プレミアムリーグ初登場のCUESOUL中井はJAPANプロで上位入賞も多い強い選手だがスティールダーツは未知数。
プレミアムリーグで著しい活躍を見せる畦元相手にどんなダーツを見せてくれる楽しみな対戦となった。
中井は初出場とは思えない落ち着いたプレイで安定した点取りとダブル周りの打ち回しで畦元を圧倒。高いポテンシャルを持った中井のダーツに開始早々から驚かされた。畦元のダーツも悪いわけでなかったが中井のダーツに翻弄され主導権を握られてしまう。終盤に畦元が息を吹き返すが逆転するまでに至らず。ダブル決定率50%という素晴らしい内容で中井が快勝した。スイッチングやアレンジの打ち回し、そしてダブル周りのリズムも申し分なかった中井のダーツ。今後も楽しみな選手のプレミアムリーグデビューであった。

第2ゲーム 坂井勇人(CUESOUL)【69.55】1 - 5 幕内邦昌(TIGA)【74.26】
前ゲームの中井が好ゲームを見せてくれただけに続く坂井にも期待がかかる。対戦相手の幕内はここまで3戦してまだ勝ち星なし。そろそろ初勝利が欲しいところだが実際はもう負けられないという状況で挑んできているだろう。
ここまで大事なところでダブルが決まらずに星を落としていた幕内だがこの日はスタート早々にダブルが決まり良い仕上がりを見せる。坂井も序盤は点取りに苦戦するも徐々に調子を上げデビュー戦らしからぬゲームコントロールで応戦。早めに主導権を握った幕内はダブルの決定率もよく坂井に逆転のチャンスを与えない。やはりダブルが決まると余裕も生まれ点取りの流れもよくなる相乗効果。幕内は終始落ち着いたゲーム運びを見せスコア5-1で念願のプレミアム初勝利を飾った。途中坂井にブレイクされながらも焦らず自分のダーツに徹したのが功を奏した。

第3ゲーム 山口晴生(CUESOUL)【69.21】 4 - 5 大崎裕一(TIGA)【70.70】
勢いのあるダーツで流れに乗ると強い印象の山口。ここ数戦でFIDOでの戦い方を完全に掴んだ大崎。山口のスティールダーツにも注目が集まるチーム勝利をかけた最終ゲームがはじまった。
大崎は持ち前のリズムとシュート力でハイスコア連発。圧倒的な点差でダブルを打つも9本ダブルを外しオープニングレグを山口に取られるという苦しいスタート。それでも変わらず点数を取り続ける大崎。リズムもよく乗ってくると手が付けられないところがあるが最近のプレミアムリーグでは安定感もついてきて削りは無双状態。山口もグルーピング力はあるが序盤はうまく流れに乗れず少し苦戦気味。ソフトダーツではリズム感のある山口もスティールダーツを使ったFIDOではまったりとしたリズムになるようだがこれもスピード感のある大崎が相手ということで意図的にスピードを落としていたのかもしれない。中盤になりペースが掴めてきた山口は点取りも良くなり大崎にプレッシャーを与えスコア3-3とイーブンに持ち込む。終盤に入っても山口は高いグルーピング力から点数を重ね4-3で先にリーチをかけるがあと一歩のところでダブルを決められず試合はフルレッグへ。最終レグは先攻のスタートでつまづいた山口を大崎がうまく捉え、先に出したダブルをしっかりと上がって逆転勝利。チームTIGAの勝利をもぎ取った。

最後は大接戦の末に勝負がついたがCUESOULも全員初出場ながら素晴らしいゲームを見せてくれた。とくに中井の活躍は多くの人の印象に残ったのではないだろうか。山口もチーム初勝利が目前だっただけに最後ダブルを決められなかったことは本人が一番悔しい思いをしているだろう。TIGAはこの勝利でランキングが4位まで浮上。
今後もトップ3を脅かす存在としてプレミアムリーグを楽しくしてくれることだろう。

  もどる 
Top