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Round20.TARGET vs DYNASTY 試合レポート

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中盤戦に向けてこの一戦がとても大事になってくる両チーム。
スタートダッシュでランキングで出遅れたTARGETはメンバー構成を変更し巻き返しを狙う。
そしてチームとして安定感のあるDYNASTYは今回もポイント獲得を狙ったメンバー構成。
どの試合も見どころの多い面白いカードが実現した。

第1ゲーム 後藤智弥(TARGET)【83.55】4 - 5 大和久明彦(DYNASTY)【81.55】
PDCユースワールドチャンピオンシップに日本代表として2年連続出場という輝かしい経験を持ちスティールでも高い技術を誇るTARGET期待の若手ホープ後藤がプレミアム初登場。迎え撃つは国内屈指のシュート力と評される技術を生かしFIDOでも活躍を見せるDYNASTY大和久。そしてこの対戦は両選手とも同じ会場ということでオンライン対戦ではなく対面でのリアル対戦というところも大きな見どころであった。
ゲームスタートからまったく横振れのない安定したキープ力を見せる後藤。20から19へのスイッチングもスムーズでアレンジやダブルの打ち回しも上手くスティールダーツの経験豊富な面が伺えた。大和久も後藤のダーツに負けない持ち前のシュート力とゲームコントロールで対抗。お互い主導権を譲らない一進一退の攻防が続く。中盤になっても後藤の狙ったエリアを外さないキープ力、そして確実にハイスコアを積み重ねる大和久のシュート力の戦いが繰り広げられ内容の濃い素晴らしいゲーム展開となった。試合はフルレッグまで持つれる好ゲームとなったが最後はここぞの決定力で大和久が後藤を抑え5-4で競り勝った。スタッツも大和久 81.55、後藤 83.55と素晴らしいゲームを見せてくれた。ナイスゲーム。

第2ゲーム 村松治樹(TARGET)【80.74】4 - 5 座波常輝(DYNASTY)【76.51】
ソフトダーツ創世記から同じメーカーで日本ダーツ界を引っ張ってきた二人。先日のJAPANオンラインオープンステージでも決勝がこのカードになりその時は座波が村松を下し優勝したばかり。何の因縁かここプレミアムリーグでもまさかの対戦が実現。FIDOではどのような試合が見られるのか目が離せないカードとなった。
スタートからブレイク合戦で両者譲らずの展開。村松はトンペースで点数を削り先にダブルを出すも肝心のダブルが決まらずリードできるチャンスを逃してしまう。その村松のミスを高いダブル決定力で突きレグを拾っていく座波。
序盤はブレイク合戦、終盤になるとキープ合戦という流れで試合は4-4のフルレッグに。先攻だった座波は縦ラインを外さない堅実な点取りを見せると3R目に140点を出し一気に勝負をかける。途中スコアが伸びずスローダウンした村松だったが最後は40点残りまで巻き返すも最後は座波がD4を決めて逃げ切り決着をつけた。
村松は序盤にダブルを外して流れを掴めなかったことが最後まで響いてしまった。座波は点取りに苦しみながらも勝負どころをしっかり抑えて我慢のダーツ。ベテランらしい強さが光った。

第3ゲーム 羽角英明(TARGET)【79.68】4 - 5 エドワード昌司ファウルクス(DYNASTY)【86.49】
早い段階からFIDOオンラインカップに参戦し昨年の第2回大会では優勝も成し遂げている羽角。先日のFIDOツアー第3戦でも準優勝とFIDOでも持ち前の強さを見せている。対するは昨年末のPDCワールドチャンピオンシップでの活躍がいまだ記憶に新しいエディーことエドワード昌司ファウルクス。FIDOではハイアベレージな試合を続けており平均スタッツでも個人2位につけている。総合的に技術が高い二人だけにゲーム内容にも期待が高まった。
スタート直後から高い点数の打ち合いを見せる両選手。双方ともにテンポよく打ち回しもスムーズ。見ている側も引き込まれる見応えのある試合展開。序盤は羽角の点取りとダブルが好調で3-0とリードし主導権を握る。
大きくリードされたエディーだったがここから火がついてレグを連取。リズムが良い選手だけに流れに乗るととことん強いエディー。一気に3-3のイーブンに追いつくと今度は羽角が反撃モード。この日はどの試合も内容の濃いシーソーゲームばかりだがこの試合も例外なく同様の展開で4-4のフルレッグへ。最終レグ先攻だったエディーは気持ちの入ったダーツでハイスコアを連発。羽角もついていくが最後は先攻だったエディーが40点残りを一発で決めプレミアムリーグ初勝利を決めた。ここまでの試合あと一歩のところで勝ちを逃していたエディーだったが気持ちの切れない素晴らしいダーツで羽角との好ゲームを制しDYNASTY全勝となった。

どのゲームもブレイク合戦からのフルレッグとまったく展開が読めない面白い試合ばかりだった。
後半に向けてポイントが欲しいTARGETだったが痛恨のゼロポイント。優勝がかなり厳しい状況となった。
一方のDYNASTYは全勝ポイントでランキングも暫定1位まで躍り出た。
今後上位チームの争いがさらにヒートアップすることは間違いなく後半戦に向けてますます目が離せなくなってきた。

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