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Round30.TARGET vs Harrows 試合レポート

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前半戦最後で息を吹き返し4位までラインキングをあげたTARGET。この勢いで後半戦は上位復活を目指したい。
また今回は初の村松不在ということで他のメンバーがどういう戦いを見せるのかにも注目だ。
Harrowsは優勝を狙うには少し厳しい戦いが続いているが勝てる力は持っているだけに後半戦は上位陣を苦しめる存在になることを期待したい。

第1試合 鈴木 未来【84.44】 5-0 西川 綾【48.14】
後半戦に向けて女子対決はすべて勝ちにいきたい女王鈴木。対してHarrowsは今回が2戦目となる西川。
前回はデビュー戦ながらも自分のダーツに集中できていたように見えた西川。鈴木に胸を借りるつもりでどこまで自分の力が出せるか。
そして鈴木はできるだけ失レグ数を少なくして勝つことができるのか。西川の頑張り、鈴木の無双、どんな試合になるのかに注目だ。
両者の実力差が大きいことは分かっていることなのだがそれだけに世界チャンピオンとしてはやりづらい部分があるのかと思われたがやはり鈴木は別格であった。
序盤から自分のダーツに集中しハイスコアを連発。削りだけでなくダブルの決定力も問題なしで安定のゲーム運び。
西川もところどころ良いダーツはしていたがさすがに鈴木の点取りに対抗するのは難しくワンサイドゲームになってしまう。
それでも最後までボードに向かってリズムよく投げていた西川。今後の成長に期待したいと思う。
試合は鈴木がアベ84.44、ダブル決定率41.76%(5/12)という男子顔負けの内容で5-0勝利。完璧すぎて言葉がない。

第2試合 小野 恵太【77.64】 5-1 山端祐樹【69.48】
開幕から3連敗後しばらく出場がなかった小野が前回久々の出場で初勝利。
内容もよかったこともあり今週の連続出場でも内容の良いダーツが見られるのか楽しみなところだ。一方の山端はプレミアムリーグ初出場。
この大舞台で小野を相手にどこまでプレッシャーがかけられるのか、山端の持つポテンシャルにチームの期待が集まった。
序盤から伸び伸びとしたスローを見せる小野は前回の勝利で肩の荷が降りた様子。
そして今回がデビュー戦となる山端は緊張しながらも独自のリズムで点数を削る。
小野は圧倒的な点取りでリードするもダブルが決まらず不安な滑り出し。その後も小野はダブルでつまづき流れに乗ることができない。
削りで遅れをとる山端にもチャンスを与えてしまいレグを奪われる。山端が調子をあげる前になんとかリードを広げたい小野と点取りを決めて少しでも小野にプレッシャーをかけたい山端。
一時は大幅にスローダウンした小野であったが中盤になると集中力でダブルを決めレグを連取。
苦しいところを乗り越えた小野は4ー1でリーチをかけると堰を切ったようにトリプルが絡みだし最後は76点残りをきっちり3本であがり15ダーツでゲームセット。
徐々に点取があってきた山端をしっかり抑え5-1で勝利した。

第3試合 後藤智弥【67.47】 1-5 榎股慎吾【80.17】
前回は対戦相手が同じ会場だったために対面で試合をした後藤。ハイアベレージなスコアを叩きながらもフルレッグで敗れ悔しさが残るデビュー戦だった。
今回はオンラインでの対戦ということで持ち前のテンポの良さとスコアリングに期待。対するは前回対戦相手の棄権により不戦勝だった榎股。
それまでの試合では負けが続いていただけにここらで榎股らしい強いダーツを見せて後半戦の勢いをつけたいところだ。
前の2ゲームでTARGETが2勝したことでチームの勝利は決まったが自身の初勝利をあげたい後藤。全敗でのノースコアは阻止したいHarrowsのエース榎股。
後藤の先攻で試合がスタート。オープニングから榎股のハイスコアが連発。ダブルも綺麗に決めて序盤の流れを掴む榎股。
榎股にスタートダッシュを決められた後藤だが持ち前のテンポ良いリズムで調子をあげ榎股を追随。どちらの選手もダブルがうまく決まっていることもあり試合にスピード感があり見ていて面白い。
後藤のアップテンポな点取りが決まり始めると榎股の点取がとまりかけるが後藤がミスをしたところをしっかり突いて先攻ブレイクを決める。榎股のゲームコントロールが冴える。
2つのキープと2つのブレイクで4-1と大きくリードした榎股。完全に主導権を握ると一気に攻めモードに入り最後は17ダーツ。
後藤は流れに乗れそうなところもあったがここぞのチャンスをモノに出来ず初勝利をあげることはできなかった。
榎股は前半戦いずれの試合も良いゲームをしていながらそれが勝ち繋がっていなかっただけにこの勝利で後半戦は勢いに乗ってくるだろう。榎股会心のナイスゲーム。

一気にランキング上位に食い込みたいTARGETであったが榎股の踏ん張りで全勝はならず。
Harrowsは負けたもののこの結果はしてやったりというところであろう。
どのチームもメンバー構成を工夫してプレミアムリーグに臨んでいる。上位チームも下位チームもそれぞれの戦い方でぶつかり合う面白さがあることを感じた試合だった

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