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Round31.TIGA vs COSMO DARTS 対戦レポート

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前半戦で想像以上の強さを見せランキング上位に食い込んだTIGA。その勢いのまま後半戦でも勝ちを重ねていきたいところだ。対するは堂々のランキング1位で全チームから狙いをつけられているCOSMO DARTS。このまま1位をキープするためにも後半戦ではメンバー構成やオーダーにも工夫が必要になってくるだろう。今後のランキングに大きな影響を与える一戦だけに注目度も高い試合になることだろう。

第1試合 坂口優希恵(TIGA)【64.22】4 - 5 岩田夏海(COSMO DARTS)【66.10】
ここまでまだ負けなしの坂口。今回はソフトでも同団体で仲の良いライバル岩田との対戦。
お互い負けたくない相手だけにその気持ちが良い方に出せれば結果はついてくるだろう。
開始直後から高い得点力で有利にゲームを進める岩田。99点残りをS17-DBULL-D16で上がり15ダーツで決め最高の滑り出しを見せる。坂口も持ち前の縦ラインが合いはじめるとTONを重ねて徐々に調子を上げてくる。多少ダブルに不安がありつつも点取りでのリードを生かし先攻をキープ。お互いの良さが出ていて好ゲームの予感。岩田はいつもよりもスローテンポを上げていてノンセットアップの良い面が出ているように見える。坂口は調子が良くない印象であったがそれでも自分のリズムを崩すことなくゲームの流れをコントロールしてくるあたりはさすがと言える。中盤はお互いブレイクとキープをしあってスコア3-3。そして勝負の分かれ目となった第7レグ。岩田は早いペースで点数を削り先にダブルを打つが決められない。
追いついた坂口もダブルが決まらない。両選手このレグを取る大事さをわかっているからこその展開だった。ダブルの打ち合いとなったこのレグ、岩田が10本使ってダブルを決め31ダーツ。
苦しみながらもこのレグを拾ったことは大きい。岩田4-3で王手。前のレグでダブルを決められなかったことを引きづるかと思われた坂口だったがしっかり縦ラインキープを決めて集中力を取り戻しレグをキープ。ゲームは最終第9レッグへ突入。岩田のロースコアスタートに対しトンスタートを決めた坂口。その後も坂口は縦ラインを外さずに点数を削るが終盤で岩田がTONを連発。追い込まれた坂口はプレッシャーがかかりスローダウン。岩田は20点残りを2本使ってD10に決め苦しい戦いに幕を下ろした。坂口も14ダーツを出すなど内容も悪くないダーツだったがやはり第7レグのダブルの打ち合いを取れなかったことが大きかったかもしれない。
岩田我慢のダーツで3勝目。ナイスダーツ。

第2試合 畦元隆成(TIGA)【80.94】1 - 5 馬場善久(COSMO DARTS)【84.12】
前半戦に大活躍をみせTIGA躍進の原動力となった畦元。対するはいまだ負けなし勝負強さはプレミアム随一の馬場。どちらの選手もチームを勝利に導くキーマンだけにどんなゲーム展開になるのか興味が強い楽しみな一戦。
序盤からハイスコアで撃ち合うふたり。そのままの勢いでファーストレグを15ダーツで先攻ブレイクする畦元。この思い切りのよいダーツが彼の持ち味だ。勢いに乗る前になんとか封じ込めたい馬場だが序盤はプレッシャーがかかっていたようで今ひとつスコアが伸びない。
それでも107点のワンチャンスをサクッとハイオフしてブレイクバック。やはり勝負強い。
ゲーム全体を掌握し自分のペースを崩さずに攻め込んでいくスタイルが対戦相手にプレッシャーとして効いてくる。そしてここから見せる馬場のダーツは圧巻だった。まず縦ラインがほぼズレず完璧なグルーピングでハイスコアを連発。常にゲームを有利に進め高いダブル決定力で畦元を圧倒。畦元はわずかなチャンスがあったもののそこでダブルを落とすことができず馬場から流れを奪えない。勢いを失った畦元を尻目に最後まで高いスコアリングで安定したダーツをした馬場が5-1で完勝。質の高いダーツと高い集中力そして45%という高いダブル決定率で見事な勝利であった。畦元も15ダーツでブレイクスタートと好調な滑り出しではあったが馬場の卓越したゲームコントロールに本来のダーツをさせてもらえなかった。
この試合は馬場を褒めるしかないだろう。馬場はこれで負けなしの6勝目、ほんとうに強い!

第3試合 大崎裕一(TIGA)【69.58】5 - 0 赤松大輔(COSMO DARTS)【68.17】
独自のリズムとゲーム運びでハマると絶大な強さを見せる大崎。そして前回は体調不良で棄権となり今回の試合がプレミアムデビュー戦となる赤松。
スティールの試合では圧倒的に赤松に経験の利があるがFIDOとなると話は別。大崎のイケイケをデビュー戦の赤松がどう受けて立つのかに注目したい。
大崎の先攻でゲームスタート。この日の大崎はいつものような点取りがみられず不調気味。
一方の数年ぶりの表舞台ということでかなりの緊張があったと思われる赤松は持ち前の安定したダーツがなかなか見られらない。お互いダブルも決まらず第1レグは大崎が30ダーツで先攻キープといったスローペースでゲームは始まった。その後赤松は徐々にスコアを伸ばし始めるが試合感が掴めない様子で苦戦。そこを大崎がうまく突いてレグを連取。赤松は中盤になってもいまひとつ調子があがらない。大崎も決して良いダーツではないがそれ以上に赤松のスコアリングが上がらず試合は完全に大崎ペース。終盤からの追い上げを期待した赤松だったが最後まで本来の実力が出ることなく結局大崎のワンサイドゲームとなり5-0のホワイトウォッシュで完勝した。

試合はCOSMO DARTSが勝利となったが最後大崎が赤松に5-0で勝利したため得失レグはプラスマイナスゼロ。TIGAとしてはランキング1位に対して負けはしたものの最小限のダメージで凌いだ形となった。
COSMO DARTSは首位独走。
今後下からの追い上げにどういったメンバー構成で戦っていくのか楽しみにしていきたい。

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